STAFF BLOG
2017.02
28

学生時代に電子媒体における情報伝達を主目的とした研究(してる教授の手伝い)をしていた。

教授の印象深いお話が一つ。
人間は割りといい加減で、こと言語においては
話し手の伝えたいイメージを100%とした時に
言葉で発信できるのはせいぜい70%程度であり、
また聞き手が耳から入る情報も70%程度になる。

70%の70%で49%。
これが話半分のメカニズムである。

こーゆー分かりにくい学者ジョークは大好物なのだけれども
笑えないタイプの冗談もある。

メラビアンの法則をご存知だろうか。

1:斧を持ったジェイソンマスクの大男が(見た目)
2:泣きそうな声で(口調)
3:「愛してる」と(文章)
100人にささやいた。

その結果
55人が「殺される」と恐怖し、
38人が「かわいそう」と心配し、
7人のバカが愛を実感した
…という「条件1,2,3が矛盾している場合にどの条件が優先されるか」を調査した実験である。

これを曲解して
「言葉自体は重要ではない」とか
「身だしなみは大事だよ」と結論する輩が大勢居た。
自己啓発やビジネスマナーを食い物にしている連中だ。

経験の浅い社会人や学生は素直にこれを信じてしまう。
信じていた。畜生め。

確たる情報ソースも無いのに鵜呑みにするのは危険である。
今後は話半分を心がける事としよう。

 

でも「人間、見た目が9割」ってのは間違っていないと思う。

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