Facebook社謹製の革新的なライブラリ「react.js」。
流行りのフロントエンド開発者達がこぞって導入していて、
jQueryが流行り始めた頃の様な雰囲気を感じます。
そんなreact.jsに問題が起きました。
react.jsのライセンスには
「Facebookと争う事があれば、その利用を認めない」
というちょっと特殊な制限があるのですが
先月の22日に
ASF(Apache Software Foundation ≒ オープンソフト界の大御所)が
「これは誰でも制限なく使えるオープンソースのポリシーに反する。」と
ASF系列のプロジェクト全てからreact.jsを排除する事を発表しました。(※1)
これを受けてGoogleやMicrosoft、Automattic(WordPressの所)なんかも追従を表明。
慌ててFacebookが「MITライセンスにするわ(=特別制限なくすわ)」と発表したの今月22日。
それならまぁ…と、ASFは納得したっぽい。(※2)
これでFacebookと裁判しながらreact使えるようになりました。やったね。
(追記)
26日にreact v16がリリースされてました。
https://github.com/facebook/react/releases/tag/v16.0.0
同封されているLicenseファイルをv15のものと見比べると
MITに変わっている(特別要項もついてない!)のが確認できます。
まぁ、Facebookと係争する予定の無い木っ端エンジニアは気にする必要ないのだけれども。
※1: https://code.facebook.com/posts/112130496157735/explaining-react-s-license/
※2: https://issues.apache.org/jira/browse/LEGAL-319